BIOGRAPHY
Artist Statement
2023年より作品制作を開始し、視覚や知覚の揺らぎ、像と実在の関係性に関心を持ち、反射や歪み、反転といった視覚現象を主題に作品を制作している。写真を起点としつつ、独自に開発したプログラムによる画像処理や、物質的な描写行為や痕跡にも関心を広げながら、視覚構造の再構成を試みている。メディアを横断的に用い、「見ることの構造」や「像と現実のズレ」を軸に実験的な姿勢で探求を重ねながら制作を続けている。
現在は、独自に開発したプログラムによる画像処理を導入し、メディアを横断する試みを通じて、「見ることの構造」や「像と現実のズレ」を軸に、視覚経験を問い直す実験的なアートとしての実践を展開している。
デジタルとフィジカルの境界、アルゴリズムによる制御と身体的行為の偶発性、そして創作の過程に内在する確実性や偶然性——そうした対極的な要素が交錯する領域に関心を寄せながら、その緊張や揺らぎのなかから、新たな視点や表現の可能性を探っている。構築と逸脱、意図と変容のあいだを行き来することで、「像」として立ち現れるものの不安定さを浮かび上がらせ、視覚体験の輪郭に揺らぎをもたらしている。
こうした実践は、抽象と具体、情報と物質、再現と変容といった二項の境界を行き来する像の在り方に向き合うものである。可視と不可視、表と裏、像とその遅延といった構造の交錯を手がかりに、視覚が捉えきれないズレや曖昧さ、不確かさを肯定する場を立ち上げることによって、「見ること」に対する制度や知覚の枠組みに干渉し、静かに揺さぶりをかけている。
PROFILE
菅原 洋介
1976年、福岡県に生まれる。キャリアの初期から、デジタル環境におけるインターフェースの設計に深く携わり、そこで情報の構造化と視覚化の可能性を探る。デジタルイメージが持つ論理的な側面を深く探求し、その構造を構築するプロセスに多くの時間を費やした。
2011年、活動の場をフローリストに移し、植物という有機物を通して、生命の持つ偶発的なフォルム、予測不可能な成長、そして時間と共に変容し朽ちていく物質的な世界への理解を深めた。
その後、再びデジタル領域における表現の探求へと回帰。デジタルとフィジカル、両分野での経験を横断する視点から、独自の表現の可能性を模索。2023年より東京にて本格的に作品制作を開始。
CV
菅原 洋介 | Yosuke Sugawara
1976年 福岡県生まれ
現在、東京を拠点に活動
EDUCATION
1999年 専修大学 文学部 英米文学科 卒業
2001年 日活芸術学院 映像科 卒業
PROFESSIONAL EXPERIENCE
2023年 - 現在 アーティストとして活動(東京)
2016年 - 現在 デザインの実践を通じ、デジタルインターフェースにおける視覚構造の設計を継続
2011 - 2016年 フローリストとして、植物の季節的なサイクルや、その生命の時間性に触れる
2004 - 2011年 情報構造の構築に関わる場にて、デジタルメディアの論理的構造と視覚化を追求
2001 - 2004年 クリエイティブスタジオにて、デジタル環境における視覚知覚の構築と探求