センサーサイズ一覧と面積比較
デジタルカメラは今まで様々な機種を使用してきました。中判カメラという比較的大きなセンサーサイズのカメラから、センサーが標準サイズのフルサイズセンサー、少し小さいAPS-Cセンサーのカメラ。そして小さいセンサーが搭載されているコンパクトデジタルカメラまで。勿論どのカメラも本当に綺麗によく写ります。
様々なデジタルカメラを使用した結果、結局一番好きなカメラは何かな?と考えたら、オリンパスというメーカーのOM System Tough TG-7。これが結論でした。スマートフォンのようにサクサク撮影できて、写りがフィルムカメラに近い感じがするカメラです。好みの写りになります。ここでなぜ、フィルムカメラっぽく感じるかというと、ノイズが撮影データにのりやすいからです。高級なカメラは性能が良すぎて、このノイズがのりにくいセンサーが使用されています。本当に綺麗な写真が撮影できます。
そこであえて、比較的安価なTough TG-7のようなコンパクトデジタルカメラを使用すると、35mmフィルムカメラで撮影したような、なんともいえない良い雰囲気になる写真が撮影できることが多いのです。
ここで重要なのはセンサーサイズです。カメラに搭載されているセンサーは 1/2.3型の12MP BSI CMOSセンサーというものが使用されています。一般的な高価なフルサイズカメラより小さなセンサーが搭載されています。センサーは大きいほど綺麗に撮影できますが、小さいが故に生まれる「綺麗すぎなさ」こそが、私にとっては好みの写りにつながっています。
もちろん綺麗な画質で撮影したい時は他のカメラを使用することも多いですが、サイズも小さく、軽量で鞄のポケットに常に入っているカメラでもあります。
センサーサイズって、カメラによって違います。一般的なコンパクトカメラからiPhone、フルサイズ、そして中判デジタルまで、主要なセンサーサイズを実寸比で比較できるシミュレーターを作ってみました。
スマートフォンで写真を撮るのが当たり前になった今、「センサーサイズ」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。でも、それぞれのサイズが実際どれくらい違うのか、面積にするとどの程度の差になるのかは、意外と知られていません。
そもそもセンサーサイズとは
センサーサイズとは、カメラが光を受け取る撮像素子の大きさのことです。画質やボケ、暗所性能を大きく左右する要素で、一般にセンサーが大きいほど多くの光を取り込めるため、階調が豊かになり、暗い場所でも撮りやすくなります。レンズの焦点距離や被写界深度(ボケの大きさ)にも関わってきます。
センサーサイズ一覧表(面積つき)
主なセンサーを、面積の小さい順に並べてみます。実際の寸法(横×縦)と、その面積を示しました。
| センサー | 寸法 | 面積 |
|---|---|---|
| 1/2.33型(標準コンパクト) | 6.2 × 4.6 mm | 約 28.5 mm² |
| 1/1.3型(iPhoneメインカメラ) | 9.8 × 7.3 mm | 約 71.5 mm² |
| 1型(高級コンパクト) | 13.2 × 8.8 mm | 約 116.2 mm² |
| マイクロフォーサーズ | 17.3 × 13.0 mm | 約 224.9 mm² |
| APS-C | 23.5 × 15.6 mm | 約 366.6 mm² |
| フルサイズ(35mm) | 36.0 × 24.0 mm | 約 864.0 mm² |
| 中判 4433(GFX / Hasselblad X) | 43.8 × 32.9 mm | 約 1441.0 mm² |
| 中判 5440(Hasselblad H6D 等) | 53.4 × 40.0 mm | 約 2136.0 mm² |
iPhone・APS-C・フルサイズはどれだけ違う?
こうして面積で並べると、その差がはっきりします。iPhoneのメインカメラは、標準コンパクトの約2.5倍。1型はその標準コンパクトの約4倍にあたります。
そしてフルサイズは、APS-Cの約2.4倍。標準コンパクトと比べると、実に30倍以上の面積です。さらに中判(4433)になると、フルサイズの約1.7倍、標準コンパクトと比べると約50倍もの大きさになります。普段スマートフォンで撮っている写真の撮像素子と、中判カメラの撮像素子では、これだけの開きがあるということです。
実寸で重ねて比較できるシミュレーター
とはいえ、数字だけ見てもピンとこないかもしれません。そこで、それぞれのセンサーを実寸の比率のまま重ねて見られるシミュレーターを作りました。基準にしたいセンサーをクリックすると、面積比がその場で計算され、大きさの違いを視覚的に確かめられます。
センサーは大きいほど良い?
ただし、センサーが大きければ常に良いというわけではありません。大きいセンサーはレンズも本体も大きく重くなり、価格も上がります。スマートフォンの小さなセンサーでも、近年は画像処理技術の進化で驚くほど綺麗に撮れるようになりました。
大切なのは、自分の撮りたいものや使い方に合ったサイズを選ぶことです。持ち歩きやすさを重視するならコンパクトやスマートフォン、ボケや暗所性能を求めるならフルサイズ、作品制作で緻密な描写を求めるなら中判、というように、目的によって最適なサイズは変わります。まずは上のシミュレーターで、それぞれの大きさの違いを実感してみてください。