YOSUKE SUGAWARA
The Distance to an Image
Some images I walk to. Some I don't.
Posted on July 19, 2026 / Journal
イメージと歩く距離
イメージと歩く距離
イメージと歩く距離

イメージと歩く距離

ここ最近はかなり勢いづいて、作業が進んでいます。きっかけはよくわからないのですが、2023年から作品作りを始めたことを考えると、今年はこの3年間で一番集中して作業を進めることができています。

作品制作以外でやりたい事というか、やるべき事は運動です。制作に集中すればするほど、椅子に座っている時間が長くなるので、運動をしたくなります。でも作業自体は勢いづいてのっているので、運動できる時間を確保できなくなります。

運動を継続的にできる時期は、だいたい、作業が止まっている時期です。個人的に両方を同時に成立させるのはかなり困難です。時間とエネルギーの配分を器用にコントロールできれば理想的ですが、残念ながらそうはできません。

そこで役にたつのはカメラを持って撮影にでかけることです。撮影というものはとにかく歩きます。スマートフォンが自動で計測してくれる歩数の項目を見ると一度の撮影で平均15,000歩は歩いています。これが、制作と健康のバランスを保つ大きな要因になっているはずです。何気ない一枚のイメージも長時間歩いた結果の一枚です。

それとは別に、今年から新しい試みとして他人が撮影した写真データも自分の作品制作の手法として取り入れ始めました。自分で歩いて撮ることと、他人の撮ったイメージを使うことは、実は正反対の行為です。

専門的には『ファウンド・フォト』や『ファウンド・イメージ』と呼ばれ、アートの歴史においては『アプロプリエーション・アート(流用芸術)』という文脈とも重なります。過去の歴史を振り返るとイメージと作家の関わり方や距離の取り方は実に様々です。今後、自分自身がこれらのイメージとどのような関係性を築いていけるのか、その探究を続けていくつもりです。

そうこう考えているうちに、日曜日の午後1時を過ぎてしまいました。東京の空は久しぶりの快晴で、そろそろ長い梅雨も終わりを迎えそうです。せっかく晴れたので、昨日に引き続き新しいイメージを撮影しに出かける予定です。