Drawing, Touching

Statement

本作は、光によって物体を走査し記録するスキャナー装置を用いて、手と鉛筆という身近なモチーフを記録した一枚の写真作品。撮影中、モチーフは必然的にスキャナー面に触れている。ガラス面を横断して動く光源が、対象を一方向から“なぞる”ことで画像を生成していく。

スキャナーはカメラのようにレンズやファインダーを通して構図を選び取る装置ではない。むしろ、構図決定という意識的な選定の行為から離れ、物質の表面をなぞる運動そのものを記録する装置である。ここでは、対象と装置、そして撮影者の手の動きが直接的に交わり、わずかな速度差や圧力の変化によって形は歪み、同じ部位が複数回走査される。その結果、異なる角度や走査の痕跡が一枚の画面の中で重なり合う。

Information

Drawing, Touching

Photograph
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Release date: 2024

©︎YOSUKE SUGAWARA

©︎YOSUKE SUGAWARA